
「モレキュラーシアター」主宰・豊島重之の批評的テキストを初集成。
青森県八戸市を拠点に、2019年に亡くなるまで、ジャンルを越えた芸術 表現、批評の場を結集・展開し続けたその思考がいま明らかになる。
自らが提唱した「絶対演劇」に関する宣言文をはじめ、写真や映像表現、吉増剛造、カフカ、アルトー、ベケット、寺山修司についての批評的テキストを収録。
跋=倉石信乃 装幀=山口信博+玉井一平
著者プロフィール
豊島重之(としま・しげゆき)
1946年青森県八戸市生まれ。演出家。キュレーター。精神科医。モレキュラーシアター芸術監督。編著・共著に『68ー72・世界革命・展 ICANOF 2008』、『飢餓の木 2010』『種差四十四連図』など多数。