書肆子午線近刊のご案内

11月中旬に絓秀実時評集『タイム・スリップの断崖で』、福島直哉詩集『わたしとあなたで世界をやめてしまったこと』を刊行します!

絓秀実時評集『タイム・スリップの断崖で』
二〇〇四年の小泉政権下でのイラク邦人人質事件から二〇一五年の安保関連法案をめぐる国会前デモまで、そこに顕在化したリベラル・デモクラシーのリミット=断崖を照射する。現在、最もアクチュアルな批評家・絓秀実の最新時評集!
2016年現在の「戦後憲法」と「民主主義」についての書き下ろし論考「戦後憲法は「正統」に成立したのか、民主主義が必須に内包する「革命」をめぐって──「あとがき」に代えて」を収録。
著者による各時評に対する現在からのコメントと本文で言及された事象に関しての10万字以上に及ぶ脚注を付し、この10年余りの出来事を再検証する。


『タイム・スリップの断崖で』

福島直哉詩集『わたしとあなたで世界をやめてしまったこと』
屈折と断絶、そして邂逅と別離の限りなき反復
ふたつの若い身体に訪れる息詰まる試練を
世界は新たな希望と見なすのだろうか
現代詩の現在に誕生した若々しい恋歌、第一詩集刊行。


『わたしとあなたで世界をやめてしまったこと』