書籍の説明
巻頭インタビューは10代で現代詩手帖賞を受賞し、その後、障害者運動やアナキズム運動に携わり、90年代にはだめ連界隈で活動を展開、仲間たちと早稲田大学文学部前に交流スペース「あかね」を立ち上げた、「詩人でアナキスト」の究極Q太郎。
障害者運動の歴史、当事者研究、べてるの家、相模原障害者施設殺傷事件、80年代アナキズム運動史、アウトノミア運動、だめ連、イラク戦争反対デモ、事件詩論争、サークル詩など、障害者運動から戦後詩の問題 まで 7 万字を超えるロングインタビュー。
今号からはじまる「討議 現代詩の「墓標」」の第一回「60年代詩」。
「わたしは〈六〇年代の詩〉の気風の持続を、負うだろう」とかつて記し、いまもポレミークな姿勢を維持する稲川方人、昨年より「松本圭二セレクション」 全 9 巻が刊行中の松本圭二、第一詩集『零余子回報』にてH氏賞を受賞した新鋭・森本孝徳、三人の現代詩の実作者が、堀川正美、岡田隆彦、菅谷規矩雄、鈴木志郎康、入沢康夫、長田弘、渡辺武信等の60年代に書かれた作品の具体を読み、現代詩の「歴史的現在」を再検討する。
目次
インタビュー
究極Q太郎 政治性と主観性/運動することと詩を書くこと
名前とジャーゴン/こじらせ文学少年だったころ/明治大学での転形期/われはいかにして介助者となりしか/障害者運動の同伴者として/明大「黒ヘル」グループと八〇年代アナキズム状況/「アウトノミア」運動と粉川哲夫/ガタリ『分子革命』の衝撃/パレスチナ、ジュネ、ドゥルーズ/『Anarchist independent Review/『Actual Action〈事実行為〉』/アウトノーメたち/溜まり場というコレクティブ/スクワットとコレクティブの維持/太田リョウと「壁の穴」/昼の「介助」と夜の「アナキスト」/「相模原障害者施設殺傷事件」と「疎通」の問題/「当事者研究」と「べてるの家」/だめ連は“だめ”をはぐらかすこと/詩の朗読と「サークル詩」問題/「事件詩論争」について/イラク戦争反対運動での変化/横断して
討議 現代詩の「墓標」──六〇年代詩
稲川方人、松本圭二、森本孝徳
六〇年代の詩をいかに読むか/均質化された「歴史」/六〇年代詩人の差異/菅谷規矩雄──救済を求めた果てにある抒情/岡田隆彦──散文的崩壊への必然と抵抗/鈴木志郎康──ポストモダンの遊戯性/入沢康夫──「抒情的主体」と「怒り」/堀川正美──直接的な言葉で詩を書くこと/一九九五年という切断/「国家」を失くした文学/一人称複数の共同性で書くこと/「現代詩の実験」と「詩集のつくり方」/城之内元晴──六〇年代の日大映研周辺/長田弘・渡辺武信──抒情詩における「他者」/チンピラ的存在の不在/散文的崩壊のその先にあるもの/天沢退二郎──天沢的想像力の転回点/ポエムマシーンと「詩人合格」
批評
中島一夫 帝国主義の尖兵──文学・転向・擬制3
江藤淳の共和制プラス・ワン
大杉重男 ただ一つの、自分のものでしかない歴史
石川義正 二〇一七年の放浪者(無際限の文学Ⅰ)
綿野恵太 石牟礼道子と憐れみの天皇制
長濱一眞
今宵もきっとあのバルコニーで隣り合いましょう ベンヤミン/『アメリカ』/カフカ
詩
藤本哲明 ホープフリー・ホープフリー
増田秀哉 食傷する序文
白鳥央堂 風位、ハテ
安里미겔
ロシア革命100周年記念ツイート
主体百六年冬十二月丁酉校聖親肇作憲法十二条―実例と演習で学ぶ校正入門一歩前(一)
憲法十二条義疏──主体百六年冬十二月丁酉校聖親肇作憲法十二条注疏之大盛
*現在、お取り扱いいただいている書店は次の通りでございます。
【北海道】
書肆吉成 丸ヨ池内GATE6F店(札幌市)
MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店
【関東】
青山ブックセンター本店
往来堂書店(千駄木)
紀伊國屋書店 新宿本店
くまざわ書店 武蔵小金井北口店
SUNNY BOY BOOKS(目黒)
三省堂書店 池袋本店
三省堂書店 神保町本店
ジュンク堂書店 池袋本店
ジュンク堂書店 吉祥寺店
水中書店(三鷹)
Title(荻窪)
タコシェ(中野)
蔦屋書店 銀座店
東京堂書店(神保町)
B&B(下北沢)
Book Cumu朝日新聞本社店
ブックスルーエ(吉祥寺)
ブックファースト 新宿店
ブックファースト ボーノ相模大野店
ビア&カフェBERG(新宿)
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丸善 丸の内本店
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模索舎(新宿)
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【中部】
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ちくさ正文館(名古屋)
【近畿】
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蔦屋書店 京都岡崎店
葉ね文庫(大阪市)
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
【中国】
丸善 広島店
【九州】
長崎書店(熊本)
【沖縄】
ジュンク堂書店 那覇店
究極Q太郎 政治性と主観性/運動することと詩を書くこと
名前とジャーゴン/こじらせ文学少年だったころ/明治大学での転形期/われはいかにして介助者となりしか/障害者運動の同伴者として/明大「黒ヘル」グループと八〇年代アナキズム状況/「アウトノミア」運動と粉川哲夫/ガタリ『分子革命』の衝撃/パレスチナ、ジュネ、ドゥルーズ/『Anarchist independent Review/『Actual Action〈事実行為〉』/アウトノーメたち/溜まり場というコレクティブ/スクワットとコレクティブの維持/太田リョウと「壁の穴」/昼の「介助」と夜の「アナキスト」/「相模原障害者施設殺傷事件」と「疎通」の問題/「当事者研究」と「べてるの家」/だめ連は“だめ”をはぐらかすこと/詩の朗読と「サークル詩」問題/「事件詩論争」について/イラク戦争反対運動での変化/横断して
討議 現代詩の「墓標」──六〇年代詩
稲川方人、松本圭二、森本孝徳
六〇年代の詩をいかに読むか/均質化された「歴史」/六〇年代詩人の差異/菅谷規矩雄──救済を求めた果てにある抒情/岡田隆彦──散文的崩壊への必然と抵抗/鈴木志郎康──ポストモダンの遊戯性/入沢康夫──「抒情的主体」と「怒り」/堀川正美──直接的な言葉で詩を書くこと/一九九五年という切断/「国家」を失くした文学/一人称複数の共同性で書くこと/「現代詩の実験」と「詩集のつくり方」/城之内元晴──六〇年代の日大映研周辺/長田弘・渡辺武信──抒情詩における「他者」/チンピラ的存在の不在/散文的崩壊のその先にあるもの/天沢退二郎──天沢的想像力の転回点/ポエムマシーンと「詩人合格」
批評
中島一夫 帝国主義の尖兵──文学・転向・擬制3
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