書籍の説明
ひかりの残像をかかえ
言葉を濾過するように
静かに息づく自然の官能への眼差し、その密やかな喜びから生まれた20篇。
四半世紀にわたり書き継がれてきた詩作の営み、第4詩集
装幀=清岡秀哉
混乱し《性格をはずして
方位がずれて《いくつかは器からこぼれ
時差をなおして《左右にちらばり
静止する《ふり落ちるそのとき
子葉は殻にまもられ 眠りに集中する
葉ずれのかけひきはないだろう
同種のものどうし
重力のひずみを分かちあい
まったく それぞれが個として
ほんのすこし 闇のなかで動くことができる
(「夜の胡桃」より)
著者プロフィール
荒川みや子(あらかわ・みやこ)
富山県生まれ。東京都在住。
詩集に『森の領分』(1977年)、『冬物語1983』(1983年)、『つる性の植物あるいは空へ』(2001年)。
個人詩誌「Fiddle-Faddle」発行。
目次
とける葉脈 そのそばで
大きなテント
夜の胡桃
鳥が庭に
山麓
さくら
Rainy Season
ぬけがら
花火
海にいる
夕立まえ
しっているかしら
漕ぐひと
凧を上げよう
幻獣
富士一題
冬のジャングル
雪の林
無花果・蜜蜂がここにくるまで
ゴーゴー地下鉄
大きなテント
夜の胡桃
鳥が庭に
山麓
さくら
Rainy Season
ぬけがら
花火
海にいる
夕立まえ
しっているかしら
漕ぐひと
凧を上げよう
幻獣
富士一題
冬のジャングル
雪の林
無花果・蜜蜂がここにくるまで
ゴーゴー地下鉄